教職課程とは?「教職課程入門」

中学校や高等学校の教員を目指すには,在学中に理科や社会などのいわゆる「教員免許状」を取得しなければなりません(この他にも教員になる方法がないこともありませんが,以下,麻布大学の教職課程に直接関係するものに話題を限ります)。
教員免許の取得については,教育職員免許法によって詳しく定められています。例えば,教育職員免許法の第一条には,

この法律は,教育職員の免許に関する基準を定め,教育職員の資質の保持と向上を図ることを目的とする

と述べられています。 さらに,第三条には,

教育職員は,この法律により授与する各相当の免許状を有する者でなければならない

と述べられています。それでは,どうすれば教員免許状を取得できるのでしょうか?教育職員免許法の第五条には,

普通免許状〔注:皆さんが取得する免許状のことです〕は,別表第一(略)若しくは第二(略)に定める基礎資格を有し,かつ,大学若しくは文部科学大臣の指定する養護教諭養成機関において別表第一若しくは第二に定める単位を修得した者又は教育職員検定に合格した者に授与する。ただし,・・・

と述べられています。
「教育職員検定」による免許取得については,本学教職課程に直接関係ないので,ここでは触れません。
上記の文中の「基礎資格」の方は,単純に言えば,麻布大学(もしくは大学院)を卒業(修了)することで満たされます。
もう一方の,「別表・・・に定める単位」を修得してもらうために,教職課程があるのです。言い換えると,各学科の授業を履修するだけでは得られない,教職独自の資質・能力を身につけるために,教職課程の各単位を取得する必要があるのです。
ちなみに,皆さんも聞いたことがあるはずの「教育実習」も,修得が必要な単位のひとつとして,きちんと定められています(中学校の免許は5単位,高等学校の免許は3単位を必要とします)。
麻布大学では,教職課程に関する事項を「麻布大学教職課程に関する規程」において,詳しく定めています。これについては,お手持ちの各学部のシラバスにも掲載されています。
さて,麻布大学の教職課程がなぜあるか,上記の説明でわかったでしょうか?
教育職員免許法の第一条にあるように,教員免許取得の制度は,教育職員の資質の保持と向上を図ることを目的として設けられたものです。
教職課程を履修して,教員免許を取得したいと考える学生さんは,教員の責任の重さと重要性を自覚し,自己の教員適応性を充分認識した上で、必要な科目の修得に努めなければなりません。
各学科の授業科目のほかに,教職課程のたくさんの科目を履修しなくてはなりませんから,決して楽ではありません。
しかし,教育実習をはじめとして,たくさんの貴重な経験や知識を得ることができるはずです。
ぜひ,教職課程に履修登録して,教員免許の取得を目指してみてください!また,教職課程に関して知りたいことがあれば,教職課程選任教員(岡本・福井)まで,遠慮なくおたずねください!